太陽の中心核では水素が融合してヘリウムをつくっているが、
そのプロセスで水素の質量の0.7パーセントがエネルギー転換して放出され、
それによって太陽は輝いている。
これが0.71パーセントでも0.69パーセントでも宇宙はできない。
0.71パーセントだと星の進化のスピードがものすごく速く水素を使い尽くし、
太陽はすでにない。
0.69パーセントだと進化のスピードが遅くなりヘリウム結合ができず、
137億年経った今も炭素はつくられていない。つまり、生命は生まれていない。
なんという微妙精巧な宇宙のバランス。
一体いかなる意志が働いて、この奇蹟が実現しているのか。
まさに神秘的としか言いようのない物理的事実の上に人間の生命は存在している。
このお話をうかがった時の畏怖に似た感動は、今も去らない。
もう一つの奇蹟がある。
私たちは一人の例外もなく父と母があることによってこの世に生を得た。
その父と母にもそれぞれ両親がいる。それをさかのぼっていけば、どうなるのか。
10世代で1024人である。20世代で104万8576人。
30世代では10億7374万1824人。
40世代さかのぼれば、1兆995億1162万7767人。
想像を絶する数になる」(致知2012-1)
この祖先の命が一度となく途切れずに今に到るのが自分自身の命である。
この奇蹟としかいいようのない「命の連鎖」に対し、命を大切にし、感謝の念を持たずにはいられない。
宇宙そして時空を超えて、自分の存在がある。
自分一人では生きていけない。
過去も未来もそして今も、縦にも横にも繋がる縁と絆のもと活かされている命。
想像を絶する連続性と複雑化した存在の糸が絡み合う世界。
だからこそ、
天に感謝し、天命を全うする。
社会や地域に貢献していく。
家族や友人、周りの人を笑顔にすることこそ、大切なことである。
笑顔こそ、赤ちゃんから老人まで誰もができる奇蹟。
この実践から、世界を明るくしていこう。




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