ジャガイモ畑でたくさんの牛が遊んでいる。
よく見ると何かおかしい。
牛の中に牛の格好をした豚が混ざっている。
とかきちくんはどうしてこんなところにいるのか豚に聞いてみると
「むりやり連れてこられたんだよ。ここでおとなしく牛の格好をしていろって言われたんだ。最初、豚は少なかったけれど、だんだん増えて今では牛より豚の方が多いくらいだよ。最近では鶏もたくさん来ているよ。」
「君は牛になりたかったのかい。」
とかきちくんは豚に聞いた。
「最初は豚の自分に劣等感を抱き、牛にあこがれていたから、牛になれるのがうれしかったけれど、偽って牛の格好をしていてもいいことなかったよ。自分が自分でないみたいなんだ。僕は気がついたんだ。豚は豚として誇りを持って生きるべきだと。僕たちはすばらしい豚なんだ。牛にだって負けないいいところがたくさんあるってね。だから、僕はもう牛の格好なんかしないよって、言ったんだよ。」
「もうこの農場は閉鎖されるんだって。これから、僕たちは堂々と自信を持って豚として生きていくよ。それが一番幸せなんだよ。」
とかきちくんと豚の目の前には真っ赤に染まった夕日が広がっていた。









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