2007年06月25日

偽りの豚

ある日、とかきちくんは希望農場を訪れた。
ジャガイモ畑でたくさんの牛が遊んでいる。
よく見ると何かおかしい。
牛の中に牛の格好をした豚が混ざっている。
とかきちくんはどうしてこんなところにいるのか豚に聞いてみると
「むりやり連れてこられたんだよ。ここでおとなしく牛の格好をしていろって言われたんだ。最初、豚は少なかったけれど、だんだん増えて今では牛より豚の方が多いくらいだよ。最近では鶏もたくさん来ているよ。」
「君は牛になりたかったのかい。」
とかきちくんは豚に聞いた。
「最初は豚の自分に劣等感を抱き、牛にあこがれていたから、牛になれるのがうれしかったけれど、偽って牛の格好をしていてもいいことなかったよ。自分が自分でないみたいなんだ。僕は気がついたんだ。豚は豚として誇りを持って生きるべきだと。僕たちはすばらしい豚なんだ。牛にだって負けないいいところがたくさんあるってね。だから、僕はもう牛の格好なんかしないよって、言ったんだよ。」
「もうこの農場は閉鎖されるんだって。これから、僕たちは堂々と自信を持って豚として生きていくよ。それが一番幸せなんだよ。」

とかきちくんと豚の目の前には真っ赤に染まった夕日が広がっていた。
ニックネーム uzak at 11:18| Comment(0) | 人生

2007年06月15日

パズル

知恵の輪を解こうとして抜けないからいらいらして、くしゃくしゃと輪を動かすといつの間にか抜けているということがある。それは偶然抜けたのであって本来の解決にはなっていない。もちろん、元に戻すことも出来ないのである。
立体パズルを解くには、想像力が必要だ。
解けたときのイメージを浮かべる。こういう動きをするとか、ここにこの部品がこう入るとかいうふうに最後のできあがりのイメージを浮かべるとすっとその通りにできあがる。
うまく想像できないものは、なかなかできない。

人生においても、なりたい自分を強くイメージできるかどうかで実現できるかが決まるように思う。目標のイメージを持つとその目標への道筋が見えてくる。何をどの時期にすればよいかがわかってくる。それに従って行動すれば、立体パズルが完成するように目標を達成することが出来る。

パズルの英語での形容詞形は puzzled で、頭を悩ませた、(表情などが)困惑した, 不可解なという意味を持つ。しかし、実際の立体パズルは必ず正解があるのである。一見不可能にみえるものが解けてしまうのである。正解までの道のりは長い。いろいろ試行錯誤して大変であるが、そうやって苦労して解けるからこそパズルは楽しいのである。
人生も、苦労して試行錯誤して、歩んでいくことこそ楽しいのである。
ニックネーム uzak at 10:50| Comment(0) | 人生

2007年06月01日

道に志す

「道に志す」とは論語にある言葉だ。まずは、志を立てよ。その志は、人としての道を修めることを目標として励むことだ。という意味の内容である。

志を持つことが大切である。自分の夢なり、やりたいことを見つけそれを実現するために努力する。その努力は必ず、他の人の役に立ち、他の人を幸せにすることになる。

「女(なんじ)は画(かぎ)れり(論語)」ともある。やってもみないで自分に見切りをつけている。それではだめだ。孔子が弟子の冉求(ぜんきゅう)をはげましたと言われる。まずは、今の自分にできるかできないかは別として、志を立てる。それから、綿密に目標と計画を立てればよい。誰もが成功できる資格を持っている。成功できないのは、あきらめたときである。

さらに、「芸に遊ぶ」と続く。人生は緊張の連続だけでは耐えられない。それならば人それぞれのよい趣味をもって心に余裕を持つことだ。

高い志を持って、日々努力し、そして時には、息抜きも必要だ。息抜きができることで気分転換ができ、また努力に集中できる。

毎日、道に志すという気持ちを胸に抱き努力したいものだ。
ニックネーム uzak at 10:31| Comment(0) |