2007年9月14日、日本初の大型月探査機がH-IIAロケットによって
打ち上げられた。この計画は「SELENE(セレーネ:SELenological and ENgineering
Explorer)」と呼ばれ、アポロ計画以来最大規模の本格的な月の探査となる。
月は地球に最も近い宇宙の天体であるが、実は様々なことがわからないままである。
地球と同じ約45億年前にできたことはわかっているようだ。
月はいかにして誕生したのか、説はいくつかある。
1、地球の一部が分裂し、月になった。(親子説)
2、月と地球が同じ時期に同じ場所で原始塵雲が凝縮してできた。(兄弟説)
3、別の宇宙空間から飛来した遊星を地球の引力によって捕らえた。(他人説)
4、天体が地球の中心から外れた所に衝突し、粉砕された天体と地球の破片が凝縮した。(衝突説)
先日(2007年8月28日)も地球の影の中に月がすっぽりと入ってしまう皆既月食があったばかりで、月の神秘に魅せられた人も多いのではないでしょうか。
月は地球のまわりを1公転する間に、1自転する。自転も公転と同じ約28日の周期なので、地球からはいつも同じ面しか見ることができない。
月は公私をしっかりと守り、満ち欠けというドレスアップをしながら地球を回っている。
自らは、光を発することなくじっと黙っている。太陽の女神の光を浴びて、柔らかい光を地球に届ける。太陽光に比べ、柔らかい光は人の心を落ち着かせてくれる。
月は傲慢に主張することなく、謙虚に生きている。
月の謎は少しずつ解明されていくかもしれないが、生みの親より育ての親。一緒に仲良く地球と生きてきた。「生まれや過去のことはいいじゃないか。これからのことを考えよう。」月はあれこれ詮索されたくないと思っているかもしれない。
これからもずっと地球を裏切ることなく、一緒に過ごしていくことになるのだろう。
月のように生きる。これも人の生き方の一つであろう。